TSUZUKIの
開発の仕事とは
開発の仕事内容
世界の最新技術をリサーチし、既存技術と自社製品の組み合わせで
TSUZUKIのものづくり技術をアップデートする
デジタルトランスフォーメーション(DX)でモノづくりを深化
新たな生産技術の開発
モノづくりには、目視や手仕事、長年の経験から成る勘が欠かせません。しかし将来の日本の人口は、減少傾向。その時代の変化を読み、課題を解決するために、DXを活用した自働化技術の開発・検証を進めるのも、開発の仕事が担う重要な役目です。
電動化の時代を切り拓く挑戦
業界初新製法の技術習得
ますます拡大していくEVカー需要に応えるべく、戦略的にシャフトの開発に挑戦。その代表的な施策が「ラジアルフォージング技術で塑性するシャフト」です。この技術を自動車に活用するのは、TSUZUKIが日本初。最新の情報を収集し、検証を繰り返し最先端の技術を追究しています。
TSUZUKIの開発提案を深める
解析を駆使して開発提案
創業以来、さまざまなお客様の依頼を製品化してきました。求められた図面に従い生産することはもちろんですが、お客様とより良いモノづくり実現のため、解析にも力を入れ、製品の開発提案をおこなっていきます。
具体的な仕事内容
・画像検査装置での加工品の出来栄え確認(目視の廃止)
・素材面と加工面の境など位置が安定しない部位のロボットでのバリ取り(手作業廃止)
・文字認識機能を活用した、素材ロット番号の自動読み取り(手作業廃止)
・ラジアルフォージングでの形状成形(国内ではあまり展開されていない技法)
・シミュレーションを用いたラジアルフォージングでの形状予測
・JIGの強度解析 など
※開発チームは、生産効率の改善や社内困りごと解決のため、
最新技術の調査・検証に加え、世の中に無い技術は自社開発しています。
開発のキャリアイメージ
1年目
実際の物づくり現場で様々な職場(製造、品質保証、製造技術など)を経験することで、業容や取扱製品に対する理解を深めていただきます。定期的に上司と面談し進むべき方向のベクトルを合わせながら研修を積んでいただきます。
2〜3年目
先輩から教わり、専門性を高め、いくつかのテーマを任されます。業務で必要な技術を勉強しながら、現場で実践。うまくいかないことの連続...でも大丈夫。チームの力を信じて、積極的に先輩に相談して、課題を乗り越えることで自分の力をなります。
3〜7年目
専門性の高いテーマをメインで任されます。TSUZUKIは「開発提案型メーカーになる」ことを大きな目標としており、特に開発課では自発的に提案する力が必要となってきます。TSUZUKIの今後の運命を担うテーマを遂行することは将来の糧となります。
7〜10年目以降
展示会や見本市では新たな技術の情報を仕入れ、社内でどのように活用するか、新しいテーマを考えて提案します。部下・後輩が主体的に考えて行動できるように仕掛け、フォローしていくのも大切な仕事となります。
開発の先輩に聞きました!
開発の仕事とは。Q&Aインタビュー-
この仕事で一番大切にしていることは何ですか?
- 取り扱うのは新しい技術です。そのため、どのような検証結果が得られるかやってみないとわからない事案も多々あります。期待通りの結果が得られるものから、うまくいかないものまで結果はさまざまです。
ただ、「うまくいかなかった」や「ここまではうまくいったけど、その先がうまくいかなかった」といった事実も重要な情報となるので、しっかりと記録に残すことを心がけています。
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未経験からどのように仕事を覚えていきましたか?
- 開発に入ってから担当したのは、金属をハンマーで叩いて形を成形する「鍛造」をおこなう加工設備の試作でした。
海外製の設備なので、まずは説明書の翻訳からスタート。日本製の切削加工設備とは違う操作感に戸惑いながらも、実際に操作して、たくさん失敗しながら設備操作や鍛造加工を覚えていきました。実際の業務内容は、担当する設備によって異なります。
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この仕事で達成感を得たエピソードを教えてください!
- 自分自身で工程設計をした鍛造がうまくいった時に達成感を感じます。社内初導入の設備なので、操作方法や機械を動かすためのプログラム作成なども、わからないことがとても多いですが、メーカーに問い合わせたり自分で試行錯誤したりしながら乗り越えていきます。うまくいった経験は、自信になりますから、どんどんチャレンジしていきましょう!
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これまでに一番大変だったプロジェクトは何ですか?
- 「建設機械に使われる部品の試作対応」です。製品形状も複雑で、本当に形になるのか不安でしたが、納期的にも忙しかったので、じっくり検討する時間もありませんでした。
なおかつ、お客様側ではその製品の製造がうまくいっておらず「都筑製作所の技術力で何とかしてほしい」という要望をいただいていたので、チーム全体で対応しました。
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大変だったプロジェクトをどのように乗り越えましたか?
- チームメンバー全員で協力することで乗り越えました。金型の設計、鍛造機のプログラム作成、シミュレーションソフトを用いた鍛造解析、製品図面作成をメンバーで分担し、最短で試作品を納品できるように努力しました。
その結果、お客様の希望納期に試作品を納入することができ、できあがった製品にも大変満足していただけました。
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これから一緒に働く仲間に向けて。どんな人がこの仕事に向いていますか?
- 「仕事に幅広く興味をもって取り組める人」です。新しいことへチャレンジする業務が多いため、インターネットなどで検索しても、ヒットしない事案がたくさんあります。世間ではまだあまり取り組まれていない内容だからです。
そんな多種多様なモノづくりに興味をもてば、可能性のイメージを膨らませ、さまざまな切り口で物事を考えることができ、検証内容にも幅が生まれ、より信ぴょう性の高い検証結果へとつながっていきます。