TSUZUKIの
生産技術の仕事とは
生産技術の仕事内容
製品をどのように形づくり、生み出していくか考え抜き、
『高品質』『高効率』『低コスト』を実現する生産工程を創出
プロジェクトリーダーの経験が今後のキャリアの礎となる
新機種の立ち上げ
新機種立ち上げの際は、量産品になるまでプロジェクトの牽引役、調整役を担います。先輩社員と相談しながら、チームで仕事を進めることが、あなたの力となり財産となります。
「もっとやりやすく」現場目線がより良いものづくりを実現する
生産工程の改善
生産工程改善の仕事では、製造現場の使い手の目線がより重要になってきます。製造現場が抱えている課題を改善することが「TSUZUKIの屋台骨となる製造」を支える大切な仕事となります。
製造現場のトラブルを回避するドクター
安定した設備の保全対応
TSUZUKIには大事に使い続けている設備があります。その設備も時には異常が出ることも…それを解決、また予防するのも生産技術の仕事のひとつです。電気や保全に関する高度な知識習得の求めに応じるため、技能・資格取得のサポートをTSUZUKIではおこなっています。
TSUZUKIのクオリティーを世界に
海外拠点の立上支援
海外生産拠点(インドネシア、タイ、インド)を構えているTSUZUKIは、日本で培ってきた生産技術のノウハウを海外へ展開しています。世界に高品質な製品提供を実現するために、海外支援をおこないます。
具体的な仕事内容
・新機種の加工治具の設計、加工から出荷までの工程設計や新規設備の立上げ
・既存ラインの効率化、作業のやりづらさの改善
・設備異常時の対応、予防保全
・海外拠点の立上支援 など
生産技術のキャリアイメージ
1年目
実際の物づくり現場で様々な職場(製造、品質保証、製造技術など)を経験することで、業容や取扱製品に対する理解を深めていただきます。定期的に上司と面談し進むべき方向のベクトルを合わせながら研修を積んでいただきます。
2〜3年目
先輩社員と一緒に部品図の設計、図面指示書の理解など技術に必要な基礎的なスキルを習得していきます。海外立ち上げ業務の補助も行なっていきます。
3〜7年目
自身で業務を計画・実行管理でき、小集団活動でリーダーシップをとってもらいます。海外拠点の立上支援の業務に携わることができ、現地社員との交流で異文化に触れるチャンスがあります。
7〜10年目以降
プロジェクトリーダーを任されます。これまで培ってきたスキルを活かして、新規案件の企画立案・実行をしていきます。チームの底上げを図り、部下・後輩の育成も推進していきます。
生産技術の先輩に聞きました!
生産技術の仕事とは。Q&Aインタビュー-
この仕事で一番大切にしていることは何ですか?
- 生産技術が作った設備で「本当にいい製造ができるか?」を考えることです。
私たちの主な仕事は、製造ラインの立ち上げを通して、製造部の人たちが効率よく・精緻に製品を作れる環境を整えることです。「設備が使い難くて効率が悪い」「加工しやすいが精度が出せない」など、製造ラインの立ち上げが完了しても発生する課題を検証し、原因と解決策を追求していくことが欠かせません。
問題をそのままにしない。製造部の作り手にとって、本当にいい設備か? など、考え続けることが大切です。
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未経験からどのように仕事を覚えていきましたか?
- 基本的には製造ラインでの実務経験を通して、先輩社員に教わりながら仕事を覚えていくので、まったくの未経験でも大丈夫です! 私の場合、製造現場で1年、試作部門で1年、その後2年ほど実務研修を受けました。
先輩の仕事を見て学び、「加工とは何か」を理解して本配属となります。本配属となってからも、実務を通して先輩社員から仕事を学ぶOJT制度があるので、少しずつスキルと知見を広げていけます。
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この仕事で達成感を得たエピソードを教えてください!
- 新機種の立ち上げを一任されて、主体的にやり遂げたことが、達成感を得た大きな経験です。
それまで扱ってきた製品とは形状や大きさが大幅に異なり、通例の考え方では通用しない点や考慮すべき点が多々あり、設計にかなりの時間を要して苦労しました。しかし、自分の設計したものが使われて、検証を繰り返し動作確認で問題なく動いたり、最初から最後まで加工できたり、製造ラインとして成り立った時の達成感はとても大きかったです。
モノづくりの責任とやりがいを強く感じたエピソードです。
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これまでに一番大変だったプロジェクトは何ですか?
- 「老朽更新に伴う新規ラインの構築業務プロジェクト」です。品質のいい製品を作ることはもちろんですが、それと同時に「要件を満たせているか」も重要な指標になります。たとえば、いい製品を作れたとしても、時間がかかりすぎれば赤字になりますよね。
まさしくこのプロジェクトは、課題続きで要件未達でした。そこからプロジェクトミーティングを重ねて、約2年間ほど継続的に改善活動を続けて要件を達成しました。
また、タイミングによっては、複数のプロジェクトを並行して進めなければならない時があり、優先順位を決めながらすべての納期を守り切る大変さもあります。
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大変だったプロジェクトをどのように乗り越えましたか?
- 本配属になって間もなかったので、ひとりの力では経験や知識が足りず、解決できない問題もありました。そこで、先輩や他部門のメンバーともデータを交えたミーティングを開き、アドバイスをいただきました。そこから、色々な方たちの知見を吸収し、自身で検証をしたり解決策を考案したりと、試行錯誤を続けて乗り越えていきました。
また、上司や先輩に状況を相談したら、業務に応じて仕事量を調整してくださったので、とても助かりました。
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これから一緒に働く仲間に向けて。どんな人がこの仕事に向いていますか?
- 前向きで自発的に意思をもって取り組める人が向いていると思います。
私自身これまで、課題にぶつかった時にすぐに相談したいと思う場面が多々ありました。もちろん相談するのは素晴らしいことですが、気をつけているのは「自分の意見を添えて相談する」ということです。
たとえば「この仕事はどうやればよいですか?」より「この仕事はこうやって進めていきたいのですがどうですか?」の方がより自発的です。そうやって自発的な取り組みを積み上げてきた経験が、後々に自身で判断しなければならない場面でも活かされています。